(この記事は 体はいつでもあなたの味方―症状が伝えていること の続きになります)
生命とは「呼吸」です。呼吸とは、収縮と拡張を繰り返しながら、排泄と吸収を繰り返す事です。その幅が広いことが「生命力が強い」ということです。
しかし多くの人は食事、栄養サプリなど「吸収」については貪欲に追求するものの、「排泄」については興味を失いがちです。これは息を吸ってばかりで吐く事を忘れているようなもので、体内に毒素や老廃物をため込みがちになります。
蒸しタオル法は、熱のリズムと蒸気の刺激を用いてこの「排泄」を促進し、細胞の呼吸を活性化し、生命力を取り戻すための方法です。(この「排泄」はしばしば「症状」として現れます。いわゆる好転反応ですが、その意味については前の記事でご確認ください。)
蒸しタオル法では、「気持ちいい、よりも少しだけ熱い」温度のタオルを、気になる場所に当てる事で交感神経を刺激し、血管を収縮させます。それが自然に冷めてくる事で「ちょうど良い」「気持ちいい」温度になり、副交感神経が刺激され、リラックスして血管が拡張してきます。
そのタイミングも重要で、温めては氷で冷やす、など急がしく行うと神経が過緊張を起こします。4~5分ほどかけて、自然に冷めて来たら同じタオルを温めなおし、また「ちょっと熱い」くらいの温度にして当てます。
これを数回繰り返す事で、血管のポンプ運動を促進します。これによって血流は改善され、老廃物が排泄され、新陳代謝がうながされます。
またこの温度の波によって、周辺の細胞そのものの呼吸(内呼吸)も促進されていると思われます。
また、蒸しタオル法では蒸気が直接肌にあたる事で、すぐに毛穴が開いて汗が出はじめます。発汗とともに、皮膚からも毒素や老廃物が排泄されます。
ビニール袋などで濡れないように包んでしまうと、この効果が失われます。
① 85cm×35cm程度の、やや厚手のタオルを1枚用意します。
② タオルを手のひらより少し大きい程度の大きさにたたみます。
③ 水に浸して、水が滴らない程度に水分を残して絞ります。
④ 加熱します。熱くなりすぎた時は、火傷しない温度まで冷ましてください。
電子レンジを使う場合… 60〜90秒程度加熱します。
熱湯を使う場合… 熱湯にひたしてから絞ります。火傷しないようにゴム手袋か、軍手の上からゴム手ぶくろをはめて絞りましょう。
⑤ 快適な温度より少し熱く、しかし火傷しない程度の温度で患部に当てます。
⑥ 3〜5分経って冷めてきたら、同じタオルを温め直します。
⑦ 再び患部に当てます。3回~5回繰り返します。
何日間も継続する事で皮膚が黒ずんできたり、皮膚が硬くなって来た時は、温度が高すぎて低温火傷を起こしておりますので、皮膚が戻るまで休止して下さい。
頭部打撲や脳梗塞の疑いがある時、血管が破れている恐れがある時は行わないでください。それ以外でも、蒸しタオルを当てて不快感がある時は中止して下さい。何か体にとって不都合があると思われます。
お風呂の前後の蒸しタオル法はあまり効果的ではありません。全身への熱刺激は、特定部位への熱刺激の集中力を弱めてしまうからです。間を2〜3時間開け、一部に刺激と血液を集めるのが効果的です。
お酒などの自律神経に作用する嗜好品をとっている時は、過剰反応を起こしかねないので避けて下さい。
ここでは井本整体「蒸しタオル法」の基礎的な実践方法をご紹介しましたが、応用まではとても書ききれません。書籍「たった5分で体が変わる すごい熱刺激」をご覧頂きますか、島村整体、もしくは井本整体東京本部までお問い合わせください。
蒸しタオル法は、体の中の自然治癒力を引き出すのが目的です。まずはご自身の回復力を信じてお試しになってみて、しかし自己治癒力の限界を超えていると思われた時は、必ず医師にご相談ください。
長い目で見れば、きっとあなたの予想以上に医療費の節約ができて、健康に自信がつき、生活の質も大きく上がると思います。